肩こり

肩こりの治療について

肩こりの原因とメカニズム

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    「肩こり」とは明確な定義があるわけではなく、人それぞれが独自に自分に起こっている症状を表現しているのです。「こり」「張り」「重だるさ」「こわばり」「つっぱり感」「違和感」などで表現される事が多いです。「肩こり」という表現や概念は、日本独特の症状名なのです。肩こりの訴えは一定ではなく人によって様々で、他覚的な所見も乏しく医学的な診断を重んじる西洋医学では病気として捉えられない事が多いためです。 肩こりに一番関係する筋肉は、首の後ろから肩〜背中にかけての筋肉で「僧帽筋」と呼ばれる筋肉です。その他、もっと深い位置に「肩甲挙筋」や「頭・頚板状筋」などがあります。これらが重さ5〜6キロの頭を支えているのです。重たい頭を支え、腕を動かしたりする際にも筋肉を使うので、常に筋肉は緊張しているのです。筋肉は緊張し疲れて硬くなります。硬くなると筋肉内を通っている血管を圧迫して血液の循環が悪くなり筋肉に十分な栄養がいきわたらないので、筋肉疲労がたまります。筋肉疲労がたまることでますます筋肉が硬くなり肩こりが起こります。